ChatGPT「Study Mode」 vs Gemini「Guided Learning」徹底比較【2026年版】|丸写しさせず考えさせるAI

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最終確認:2026年6月1日。 本記事はOpenAI・Googleの公式情報をもとに作成しています。料金・対象年齢・提供プランは変動しやすいため、最終的な条件は必ず各公式サイトでご確認ください。

結論:丸写しさせず考えさせたいなら、まず無料で両方試すのが正解

子どもや生徒に「答えを丸写しさせず、自分で考えさせるAI」を使わせたい——。その目的なら、結論はこうです。

  • とにかく無料で始めたい・Googleアカウントで完結させたいなら → Gemini「Guided Learning」
  • ChatGPTをすでに使っていて、質問でじわじわ考えさせる対話を重視するなら → ChatGPT「Study Mode(学習モード)」
  • どちらも無料枠で試せます。子どもの年齢・教科・使い勝手で相性が分かれるので、まず両方を10分ずつ触ってから決めるのが失敗しません

なぜなら、両者はどちらも「すぐ答えを出さず、質問と段階的なヒントで理解を深めさせる」設計だからです。考え方の癖や日本語の自然さ、起動の手軽さに違いがあります。この記事では、起動方法・質問のさせ方・対応教科と年齢感・無料で使えるか・日本語の自然さ・丸写し防止の効き具合・教育プランでの扱いの7軸で、公式情報をもとに整理しました。小学校で非常勤講師をしながら小学生向けにIT・AIを教えている立場から、教育現場での使い方も添えています。

先にざっくり全体像を知りたい方は、ChatGPT vs Gemini 総合比較記事もあわせてどうぞ。

一覧比較表(2026年6月時点)

比較軸 ChatGPT「Study Mode(学習モード)」 Gemini「Guided Learning」
提供元 OpenAI Google
登場時期 2025年7月29日 2025年8月(米国などで提供開始)
起動方法 ツールメニューから「学習する」(英語版では Study Mode)を選んで質問 入力欄(プロンプトバー)からGuided Learningを選んで質問
無料で使えるか ○ 無料プランで利用可(Free / Plus / Pro / Team) ○ 無料で利用可(Geminiアプリ内)
質問のさせ方 ソクラテス式。理解度を確認する質問を返し、場合によっては直接の答えを出さない 問いかけと段階的な分解。学習計画→1ステップずつ→理解の確認、の流れ
クイズ・視覚教材 クイズ・ヒント・振り返りの問いかけ(視覚化は今後拡充予定と公式が表明) 画像・図・動画(YouTube)・インタラクティブなクイズに対応
対象年齢の目安 13歳以上(保護者の許可前提)。13〜17歳向けの保護者連携機能あり(2025年後半に導入) 13歳以上が標準。13歳未満はファミリーリンクの管理アカウント経由で保護者が許可した場合のみ
教育プランでの扱い 当初は後日案内とされ、その後ChatGPT Eduでも利用可能に。2026年時点では各プランで広く利用できる 学生向けGoogle AI Pro無料提供は各国で順次終了(日本は2025年10月終了)。現在はGeminiの基本機能が無料、Classroom連携あり
丸写し防止の強制力 モードをオフにすれば通常のChatGPTに戻せる(保護者・管理者が固定する仕組みは公式に「ない」と説明) モードは切り替え式。固定強制の仕組みは公式に明示なし
出典:OpenAI公式・Google公式ブログ(2026年6月1日確認)。料金・提供範囲は変動するため最終確認は公式で。

表の見方の注意: 表内の年齢・プランは2026年6月時点で公式から確認できた範囲です。とくに教育プランの対象国・対象年齢は更新が早いので、導入前に必ず公式の最新案内を確認してください。

ChatGPT「Study Mode(学習モード)」とは

ChatGPTのStudy Mode(日本語表示では「学習する」などと表示されます)は、OpenAIが2025年7月29日に公開した学習特化のモードです。通常のChatGPTが「聞けば答えを返す」のに対し、Study Modeは答えを丸ごと出す代わりに、段階的に問題を解かせていくことを目的にしています。

起動方法

  1. ChatGPTにログインする
  2. 入力画面のツールメニューから「学習する」(英語版では Study Mode)を選ぶ
  3. そのまま質問・相談を入力する

公式によれば、無料プラン(Free)でも利用できます。Plus・Pro・Teamでも使えます。

どう考えさせるか

Study Modeの特徴はソクラテス式の問いかけです。理解度を確かめる質問を返し、相手のレベルや目的に合わせてヒントを出します。OpenAIの説明では「ユーザーに理解を試す質問を投げかけ、場合によっては、教材に向き合うまで直接の答えを出さない」とされています。クイズや、自分で振り返らせる問いかけも交えます。

注意点(教育現場目線)

正直にお伝えすると、弱点もあります。報道(TechCrunch等)によれば、OpenAIは保護者や管理者が「Study Modeから抜けられないように固定する」仕組みは用意していないと説明しています。つまり子どもが自分でモードをオフにすれば、通常のChatGPTで答えを直接もらえてしまいます。家庭や授業で使うなら「モードを切り替えられる前提で、声かけや運用ルールでカバーする」のが現実的です。

Gemini「Guided Learning」とは

GoogleのGuided Learningは、Geminiアプリに搭載された学習特化モードで、2025年8月に米国などで提供が始まりました。Googleが学習向けに調整したモデル群「LearnLM」を土台にしており、答えを出す前に、問いかけと段階的な分解で理解を促す設計です。

起動方法

  1. Geminiアプリ(またはWeb版)を開く
  2. 入力欄(プロンプトバー)から「Guided Learning」を選ぶ
  3. 学びたいテーマや解きたい問題を入力する

公式の案内では g.co/gemini/guidedlearning から試せます。Google Classroom上で先生が生徒に直接リンクを共有することもできます。

どう考えさせるか

Guided Learningは「学習計画を立てる→1ステップずつ進める→途中で理解できているか確認する」という流れで進みます。Googleの説明では「探りを入れるような、答えの開かれた質問」で参加を促し、問題を段階的に分解します。さらに、画像・図・動画(YouTube)・インタラクティブなクイズといった視覚教材を出せるのが強みです。「練習クイズを作って」と頼むと、ヒント付きで、正答・誤答それぞれに解説を出すクイズ体験になります。

学生向けの無料特典(※現在は終了)

Googleはかつて学生向けにGoogle AI Proプランを一定期間(最長12か月)無料にする取り組みを行っていました。対象は18歳以上の学生で、米国・日本・韓国・インドネシア・ブラジルなどが案内されていましたが、この学生向け特典は各国で順次終了し、日本では2025年10月6日に受付を終了しています(米国は2026年4月末で終了)。2026年6月時点では、Geminiの基本機能は引き続き無料で使え、別途1か月のGoogle AI Pro無料トライアルが案内されています。学生向けの最新の特典内容は変わりやすいので、申し込み前に必ず公式で要確認です。

どちらを選ぶ?タイプ別おすすめ

Gemini「Guided Learning」が向いている人

  • Googleアカウント(学校配布のGoogle Workspace含む)で完結させたい
  • 図・動画・クイズなど視覚的に学ばせたい(とくに低学年・図形や理科)
  • 学習計画を立てて、計画的に進めさせたい
  • Google Classroomを授業で使っている

ChatGPT「Study Mode」が向いている人

  • すでにChatGPTを使っていて、ツールを増やしたくない
  • 図より対話のやり取りで深掘りさせたい(作文の構成・要約・記述問題など)
  • 過去のやり取りを踏まえて、その子に合った問いかけを重ねてほしい

こんな人には少し注意

  • 「子どもが勝手に答えモードに戻すのを完全に防ぎたい」人:どちらもモードは切り替え式で、強制ロックの仕組みは公式に明示されていません。運用ルールでの補完が前提です
  • 13歳未満に単独で使わせたい人:年齢条件・保護者の同意が関わります(次章とFAQ参照)。学校で使う場合は管理者設定・保護者同意の要否を必ず確認してください

子ども・教育利用の安全性(年齢・データの扱い)

サイトの主軸として、安全面は丁寧に触れておきます。ここはとくに公式の利用規約・ヘルプで最終確認してほしい部分です。

対象年齢

  • ChatGPT: 個人アカウントは13歳以上(保護者・法定後見人の許可が前提)。13〜17歳には保護者と連携する仕組みが2025年後半に導入されました
  • Gemini: 標準アカウントは13歳以上。13歳未満はGoogleファミリーリンクの管理アカウント経由で、保護者が許可した場合に限り利用できます

学校(教育機関)で使う場合

Geminiを学校のコアサービスとして提供する場合と、追加サービスとして使う場合で、保護者同意の要否などの扱いが変わります。導入は管理者・先生が、所属機関の方針と公式の管理者設定を確認したうえで判断してください。子どもに使わせる前に「誰のアカウントで・どの設定で使うか」を必ず整理しましょう。

データの扱い

入力した内容がモデルの学習に使われるかどうか、会話履歴の保存範囲は、アカウントの種類(個人・学校・組織)や設定によって異なります。これは記事内で断定できる部分ではないため、各公式のプライバシー設定・データ管理ページで要確認とさせてください。教育利用では、児童・生徒の個人情報や答案を安易に入力させない運用ルールづくりが第一歩です。

教員目線のひとこと: 私が授業でAIを子どもに触らせるときは、まず「本名・住所・学校名・友だちの名前は入力しない」を最初のルールにしています。便利さより先に、この一線を共有しておくと安心して使えます。

実際に両方を触ってみて(一次体験)

小学生向けの授業準備を兼ねて、同じお題——「分数のわり算がなぜ『ひっくり返してかける』のか」——を両方に投げてみました。

Gemini Guided Learningは、いきなり答えを出さず「まず、わり算ってそもそもどういう意味だったかな?」と図のイメージから入ってきました。図やクイズを出せるぶん、低学年〜中学年に見せながら説明するのに向いている印象です。ChatGPT Study Modeは、こちらの答えに対して「じゃあ、その考え方を別の数でも使える?」と対話でじわじわ詰めてくる感じで、記述・説明させる練習に合いました。

日本語の自然さはどちらも実用十分でした。どちらが優れているというより、図で見せたいかGeminiか、対話で考えさせたいかChatGPTか、という使い分けだと感じています。なお、これは私が触った時点の所感で、モデルは頻繁に更新されるため、最終的にはご自身の用途で試してみるのが一番です。

よくある質問(FAQ)

Q1. ChatGPT Study ModeもGemini Guided Learningも無料で使えますか?

はい、どちらも無料で使えます。ChatGPT Study ModeはFreeプランで、Gemini Guided LearningもGeminiアプリ内で無料で利用できます(2026年6月時点)。ただし利用回数やモデルの上限などはプランで差が出るため、最新条件は公式でご確認ください。

Q2. 子どもが勝手に「答えを教えて」モードに戻せてしまいますか?

どちらも切り替え式です。とくにChatGPTについて、OpenAIは保護者・管理者がStudy Modeを固定する仕組みは用意していないと説明しています。家庭・授業では声かけや運用ルールで補うのが現実的です。

Q3. 何歳から使えますか?

ChatGPTは13歳以上(保護者の許可が前提)、Geminiも標準は13歳以上です。Geminiは13歳未満でもGoogleファミリーリンクの管理アカウント経由で保護者が許可すれば使えます。最終的な年齢条件は各公式の利用規約でご確認ください。

Q4. 日本語は自然ですか?

どちらも日本語での学習相談に実用十分に対応します。教科の説明・クイズ作成・要約なども日本語で行えます。ただし専門的な内容や最新情報では誤りが混じることもあるため、答えを鵜呑みにせず確認する習慣をあわせて教えるのがおすすめです。

Q5. どちらが「丸写し防止」に強いですか?

仕組みとしてはどちらも「すぐ答えを出さず、質問と段階的なヒントで考えさせる」設計です。ただしどちらもモードを切り替えれば直接の答えを得られるため、強制力は限定的です。「考えさせる入口」としては両者とも有効、と捉えるのが正確です。

Q6. 学校(教育機関)で使うときの注意点は?

誰のアカウントで使うか(個人・学校配布アカウント)、管理者設定、保護者同意の要否を先に整理することが重要です。Geminiはコアサービスか追加サービスかで扱いが変わります。導入前に所属機関の方針と公式の管理者向け案内を必ず確認してください。

Q7. ChatGPT Edu / 教育プランでも使えますか?

ChatGPT Study Modeは当初Edu向けの提供が後日案内とされ、その後ChatGPT Eduでも利用できるようになりました。Gemini側には、学生向けにGoogle AI Proを無料提供する取り組みが過去にありましたが、この特典は日本では2025年10月に終了しています(現在はGeminiの基本機能が無料、Google Classroom連携あり)。対象国・対象年齢・期間は変わりやすいため、申し込み前に公式で要確認です。

まとめ:まず無料で両方触って、子どもに合うほうを選ぶ

  • 視覚教材・学習計画・Google完結なら → Gemini「Guided Learning」
  • 対話で深掘り・既存のChatGPT活用なら → ChatGPT「Study Mode」
  • どちらも無料枠で試せる。年齢条件・データの扱い・教育プランの最終確認は必ず公式で
  • どちらもモードは切り替え式。丸写し防止は「考えさせる入口」として活かしつつ、家庭・授業の運用ルールで補う

次のアクションとして、まずはお子さんや生徒が今つまずいている1問を、両方に同じように投げてみてください。10分触れば、どちらの「問いかけ方」がその子に合うかが見えてきます。

もう少し全体像を知りたい方は、こちらもどうぞ。

もっと深掘りした活用法を知りたい方へ

授業や家庭学習での具体的なプロンプト例・声かけテンプレートは、noteでまとめています。

▶ noteで「考えさせるAIの使い方」を読む

学校・スクールでの導入相談は、お問い合わせからAI活用コンサルも承っています(押し売りはしません)。

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参照した公式情報

料金・対象年齢・提供範囲・データの扱いは変動します。利用前に必ず各公式サイトの最新情報をご確認ください。

AIツール比較ラボ運営者 だにえる
この記事の運営者・監修

だにえる

現役小学校講師 × AI活用実践者

教育現場でAIを実践しながら、仕事・副業・教育に役立つAIツールを比較・検証しています。個人や教育関係者が、自分に合うAIを無理なく選べるように、実測レビューとわかりやすい解説を大切にしています。

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